2011年1月21日金曜日

高齢者の孤独

気になるニュースがあった。

超高齢社会 新しい“縁”をみんなで創ろう(1月9日付・読売社説)

一人暮らしの老人は2010年現在465万人いるらしい。
日本の世帯数はおよそ5000万世帯なので、実にその9%は老人の一人暮らしということになる。
記事では老人の孤独・犯罪などを背景に、団塊の世代を中核として地域ぐるみで
「縁」を創ることを推奨している。


だが、それは起きた問題に対する対処であって、根本解決ではないだろう。
このグラフを見て欲しい。

昭和50年からのデータしか載っていないが、
日本は核家族化、未婚率の増加、出生率の低下が著しいのが見て取れる。
未婚であれば当然将来は一人暮らし老人になるし、
核家族を各世代で続けていけば伴侶の死後は当然一人暮らし老人だ。
逆に、以前このような問題が少なかったのは、
嫁姑問題などの家族間での人間関係が大変であっても、
大家族で肩を寄せ合って暮らしていたこと。
そして親子の絆を大切にしていたことが大きな理由だろう。
まぁ、寿命が今より短かったとか、そのあたりも理由にはあるだろうが。
つまり、社会は体がこうした一人暮らし老人を作る流れを辿ってきており
その流れは今も継続しているわけで、その問題をスルーして、地域の縁を
作っても、根本の解決には到底ならない。


そして、国も「無縁社会」に対して本腰を入れるらしい。

どんな内容の対策が出るのか。まぁなんかあんまり期待が持てない気がする。


高齢者同士のコミュニケーションを図ることは必要だが、自治体に予算出すからがんばれ的な政策じゃなく、なんらかのシステムを作ってくれるといいんだけど。
そして、核家族化を止め、親の面倒は子が診ることが出来る社会作りにもっともっと力とお金を使って欲しいな。

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