2011年11月23日水曜日

大宮盆栽美術館



さいたま市にある、大宮盆栽美術館に行ってきました。
美術館がある辺りは、盆栽村と呼ばれ大正の時代から盆栽業者などが集う場所だったようです。

建設当時、展示する盆栽の蒐集のため物凄い金額が使用されたそうで、論議を巻き起こしたことでも有名らしいですね。

私が思うに、盆栽は日本の自然に対する美意識や、華道と共通するような造形、侘び寂び、諸行無常な四季への美意識などの結晶であり、日本を代表する芸術に他ならないでしょう。

樹齢にして数十年から数百年の盆栽を多数見ることが出来るこの美術館は本当にすばらしかった。
時間があるときにでも是非立ち寄るといいと思います。

美術館には盆栽を鑑賞する上でのポイントなども分りやすく解説されていて、盆栽のことを何も知らなくても十分楽しめます。

いくつかご紹介してみます。


まず、根ですが、小さな鉢の中で養分を取るため成長した非常に立派な「根張り」が見られます。
なんとも力強く、まるで大木の根のように美しい姿を見せてくれます。


次に、「神(ジン)」と、「舎利(シャリ)」です。
盆栽の代表格である五葉松や真伯に多く見られるものなのですが、死んでしまった枝や幹に石灰を塗ることで白く染め、生きている黒い幹や枝と美しいコントラストを見せます。生と死が共存する諸行無常な世界観をまさに表現しており、死してなお美しいその姿を保つ「神(ジン)」、「舎利(しゃり)」は見ていて感動を覚えるものすらあります。
この写真なんか、まるで聳える山の峰のような造形ですよね。


また、五葉松や真伯以外の種類の盆栽を「雑木(ゾウキ)」と総称するらしいのですが、小さいながらも大木のように整えられた姿に、花や紅葉をするその移り変わりを見ることが出来るのも見所の一つでしょう。



美術館にはそんな盆栽の中でも思わず見入ってしまうような作品がたくさん展示してありました。
個人的にかなりおススメのスポットです。是非一度お出かけください。

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