2017年4月9日日曜日

Ghost in the shell (実写)レビュー(弱ネタバレ注意)



童のときは
語ることも童のごとく
思うことも童のごとく
論ずることも童のごとくなりしが
人となりては童のことを捨てたり



映画、攻殻機動隊 Ghost in the Shellの名言だ。

この映画は私が一番好きなアニメ映画であり、SEを目指した理由の一つでもあるもので、思い入れは相当なものだと思っている。

ハリウッドでの実写化は期待半分、不安半分。
素子がスカーレットヨハンソンで、荒巻が北野武って、大丈夫なのか?とか、実写ドラゴンボールみたいなことになるんじゃないかとかそんな不安が入り混じる気持ちで映画館へ出かけた。

結果としては、映画としての出来も良く、見てよかったと思う。

原典のGhost in the Shell、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2nd GIGのほう)、イノセンス、攻殻機動隊 ARISEと、各シリーズの要素が各所に取り入れられたAnother Ghost in the Shellとなっていたが、その要素の取り入れ方にたくさんのリスペクトが感じられたし、Ghost in the Shellの名場面を見事なまでに実写化していた。

ちゃんと、プロジェクトのコードを2501ではなく、2571にしていたあたり好感が持てるし、クゼのネットワーク、バトーの犬、社長の名前など、いろんなところにマニア向けの間違い探しが散りばめられていて楽しかった。

個人的にはクゼの立ち位置に若干違和感があったが、監督が入れたい要素を無理やり入れた上でギリギリのバランスを取ろうとしていたんだろうと想像できる。

奇しくも、米:トランプ大統領と、中国:習近平国家主席が歴史的な初会談をした日に日本で公開を迎えたこの映画。
アメリカの映画会社と中国の映画会社が共同で日本の漫画を原作とする作品をリスペクトをもってリリースしてくれたということが、何か意味を持っているのではないかと思ってしまった。

映画って本当にいいものですね。